寂しい店頭
書店員の頃は毎年2月から3月にかけて、精神的に追い詰められる日々
が続いたもの。
ただし、これはどこの書店の、誰でもというわけではない。
最近の写真が手元に無いので、ちょっと古いですが、私が飾り付けた店頭
の様子です。
皆さんはこんなに「おめでとうムード」いっぱいの書店に遭遇したことはありますか?
私はかなり多くの書店を見て歩いてますが、少なくとも「心動かされた」飾り付けには出会っていません。
大型書店であろうと、路面店であろうと、子どもの数の少ない都心部では学年誌は売れるものではない。
どこの書店もそう思い込んでいて、中にはまったく置かない書店さえ
ある。
でも、よく考えてみれば、それが大きな間違いであることに気が付くはず。
郊外に住んでいても、パパは都心に勤めていることが多い。
おじいちゃん、おばあちゃんが都心に住んでいることもある。
最近はママも一生懸命に働いているでは。
たとえまだ子どもが小さくても、毎年この飾りつけを見ていたら、「一年生になったらこの店で買ってあげよう」と思うかもしれない。
いえ、私はそう信じて、二十何年もこんな飾りつけをし続けたのです。
おそらく、今年は何も飾りつけのない店頭を見て、今年一年生になった子どもたちも、親も寂しい思いをしたことでしょう。
そして残念なのは、どこの書店に行っても「寂しい店頭」ばかりだということ。
「がんばれいちねんせい」は、小学一年生はもちろん、新中学生、新高校生、新大学生、新社会人・・・・新しい出発をする、すべての人たちに対するメッセージでもある。
少なくとも、「入学おめでとう」くらい手書きのPOPを書いて欲しいなぁ。
POPは上手い下手ではなく、気持ちがこもっているかどうか。
はい、決して言い訳ではありません(笑)。
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